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目的

 秋葉原にある、秋月電子を覘いていたらモノラルパワーアンプキットが目に付いた。今使用しているアンプ(PC用を解体して使用)も今ひとつなので、これを使って自作してみようと思い立った。うまくできるかどうかは、わからないが、とりあえずチャレンジしてみることにする。
電源は、昔使用してたノートPC用15V2Aを使用する。

材料

秋月電子通商で販売されている三洋LA4902 10Wモノラルパワーアンプキットを2個使用。
1個950円だが、2個購入すると1800円にしてくれる。

とりあえず、これ以外に使用する部品はキット内容を読んでからにする。
このキットは、スピーカ接続とは別にヘッドホン説が別になっている。今回はヘッドホンは使用しないのでスピーカ接続のみで作ってみる。半固定ボリュームも付いているがそれも使用しない。

  • 電源とスイッチをつなぐためラグ板
  • サポーター5mmを使用
  • スピーカー接続端子
  • つまみ
  • 赤LED
  • ケース

製作

なお、組み立て・調整は自己責任の上で行ってください。

最初のケースで作製したが、見た目がいまいち気に入らなかったのとなぜか、思った以上に音量が出ないので,ケースを変えて再作製をした。以降、再作製から載せていきます。
音量が小さい理由としてこの説明書に入力レベルで調整と記載、最初にある抵抗の値で調整できるので、標準は10kΩだが5kΩへ変更してみる。
なお、音楽プレーヤーは、ザウルスを使用している。
なお、再作製を行うまでの期間にネットでいろいろ情報を収集。コンデンサをニチコンに変更すると音がよくなると書いてあったので、今回コンデンサーも変えてみることにする。あと、説明書に載っているデータシートには1部コンデンサがOSコンデンサと記載されているので、この際このコンデンサを三洋のOSコンデンサに交換した。

ケースに基板が入るようにと各部穴を開けていく。

ニチコンESを購入して一通りのコンデンサを交換してみた。写真は、ケース交換後のため、ボリューム等はすでに配線済みとなっている。このときに、抵抗を10kΩから5kΩへ交換している。

電源を入れるときに、LEDを点灯させたくて、汚い配線だがつけてみた。抵抗は、4.7kΩを直列につなげてある。

完成。きれいに配線がされていないが完成とする。

早速、ザウルスに接続して聴いてみるが、やはり思ている以上の音量が出ない。試しに、抵抗を取り外してジャンパーにしてみる。ついでに、データシートにあったコンデンサ(OSコンデンサ)に変えてみる。
左が抵抗をジャンパーに変更、右がニチコンESから三洋OSコンデンサ(青色のコンデンサ)に変更した写真。

視聴

最初のときに比べ、コンデンサをESに交換してボーカルの声が、すんで聴こえる。OSコンデンサに交換後、気持だがドラムの音がよくなったような気がする。ただ、どうも中・高音域が大きいような気がする。低音域が、今ひとつ。
なお、比較は今まで使用していた、PC用スピーカー改のアンプです。

レタリングをしてみた

秋葉原で、アンプ専用と思われるレタリングシートを見つけたのでレタリングをしてみた。POWER AMP部は100円ショップで購入した工作用クリアープラ板にレタリングをして大きさをあわせて切り取り、両面テープで貼り付け。VOLUMEは直接レタリングした。

電解コンデンサーを交換

いろいろネットで調べているうちに、カップリング・デカップリングという言葉が出てくる。ニチコンのES(両極性)はカップリングにはいいと書いてある。カップリングとデカップリングの違いがわからないため、ググってみると、カップリングとデカップリングの違いがわかった。前回、電解コンデンサはすべてESにしてしまったが、カップリングは1ヵ所であとはデカップリングだった。問題があるのかないのかわからないが、デカップリングのコンデンサをニチコンのKZとMWに交換した。MWはKZに2.2μFがないため使用した。交換して、視聴し感じたのは音の歯切れがよくなった気がした。普段からロックを聴いており今まで、音はいいが歯切れが今ひとつだったが、今回は特にドラムの音が大きくなったが気がする。
参考にさせていただいたページTDK テクマグ(コンデンサワールド)

購入してきたニチコンコンデンサと交換した後

スピーカー端子を交換

コンデンサを購入しに行ったついでにスピーカー端子を買ってしまったので交換する。そのまま、付け替えるつもりでいたが、購入したのが大きすぎたのでばらして付け替えた。

交換前と交換後

電源回路がおかしいので作り直した

数時間使用した後、再度パワーをONにするとボンとスピーカが壊れるのではというぐらいの音が出る。原因を探してみると、電源スイッチの位置がおかしい。これが原因ではないかと思い、作り直すことにする。左下が最初の電源部回路図、スイッチの前になぜかコンデンサを入れている。頭の中では、スイッチの後ろに入れたつもりだったが。どうせ、再度作るのであれば少し良くしようと、右下の回路図で作ってみた。

D1とU1は秋月電子で購入。D1は、AM1510 5個100円。U1は、L7812CVで5個150円。
結果は、ボンがなくなりました。