目的
トーンコントロールアンプをつなげたが、まだ高音域の音が大きい。スピーカーは自作(昔、カーステレオで使用していた3wayをばらして木枠を自作して組み上げた)を使用している。
いろいろまたネットで調べているとスピーカーネットワークと言う文字が目に入る。スピーカーネットワークはなに?3wayの場合、ウーハー(低音)・スコーカー(中音)・トゥイーター(高音)に対して適した帯域の音を入力する仕組。回路図は、ググると出てくる。実際に、自作スピーカーの配線を見るとまったくのでたらめで、これでは高音しか出ない配線になっている。配線はもともとばらすした時とおなじ配線にしていた。以下に、もともとの配線図と予定している配線図を載せます。
もともとの配線図(左)、予定している配線図(右)
材料
- コイズミ無線オリジナル ネットワーク用 低容量空芯コイル 0.05mHと0.35mHを2個ずつ
- コンデンサ ニチコン両極性のESを使用してみた。3.3μFと22μFを2個ずつ
- 配線用ラグ板
- コイルを取り付ける板。コイルが思っていた以上に大きかったので急遽購入。
なお、組み立て・調整は自己責任の上で行ってください。
製作
スピーカーネットワークの回路は、複数の種類がある。6dB/oct・12dB/oct・18dB/oct配線が簡単なのは、6bd/octと思われるので、6db/octにする。
クロスオーバー値を決めなくてはいけないので、低音と中音域を1,800Hz、中音・高音域を13,500Hzに決める。この帯域は、適当に決めた。
つぎに、この値にあうコイルとコンデンサを見つけなくてはいけない。以下のホームページで一覧表と計算式が出ていたのでこれを参考にした。
Fostex PDFの18Page
コイルを左のよう変形させる。黒いのは配線カバー。写真左が0.05mHのコイル、右が0.35mHのコイル。
板にコイルを取り付けた。両面テープで固定。
配線した様子。やはりセンスがないのか見た目が汚い。
自作スピーカーに取り付けた。コイルが思った以上に大きかったのでぎりぎりになってしまった。
視聴
今まであった高音のキンキンした感じがなくなった。そういえば、昔ヤマハの3wayスピーカーにこのようなものが付いた(確かボリュームみたいなものも2個付いていた)のを思い出した。あの頃は、何もわからず聴いていたんだなー。なお、ボリュームみたいなものはアッテネーターといいます。
スピーカー端子を変更とネットワークコイルの補強
パワーアンプのスピーカー端子交換と一緒にスピーカーの端子も購入したので交換する。
このとき、ネットワークコイル0.35mHが外れかけていた(両面テープでは重くて耐えられない)ので補強をした。(グルーを使用)