


新井のほぼ中央に鎮座する当社は、『明細帳』に「往古ヨリ村内鎮守二勧請シ有之元禄15年(1697)検地其以前ヨリ除税地トナリ」と記されている。
水害から守るために築かれた水塚の上に建つ社殿は、慶応元年(1856)に再建されたものである。本殿は二間社流造りで、共に同じ 型の幣束(高さ57cm)が納められている。これは『郡村誌』に「香取・鷲宮社」と見えるように、二社の合殿であるためで、大正6年に香取神社と改称しているが、祭神は現在でも経津主(ふつぬし)命(香取神社)天穂日(あめのほひ)命(鷲神社)の二柱である。いつごろ香取神社と鷲神社が併せ祀られるようになったかは不明であるが、その背景には、寛永年間(1624-44)以前は当地が香取神宮を一の宮とする下総国に属していたことと、鷲宮町の大社である鷲宮神社の信仰圏との関係が考えられる。
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