八坂神社

社　　史

当社の創建は一説には渡辺家の氏神であったともいわれ、『風土記稿』 柿木村の項に「天王社 村民の持」と載る村民が同家であるという。渡辺家は「たばこや」の屋号を持つ豪商で、最盛期には2000坪の敷地を持ち、使用人4-50名を抱えていたという。天明の大飢饉の際には、村人に娯楽を持ってもらおうと、当社の本殿を兼ねた神輿を奉納したとも伝えられている。
明治に入り、当社は無格社とされた。明治3年の「武蔵国柿木村田 畑其外反別取調一筆限帳」には、「総代渡辺吉之助外75名持1599番地、4畝29歩、八坂神社境内」と記されている。しかし、この後に渡辺家だけで当社を維持、管理することが困難となったので当社を現在地に遷座して、これを機に村持ちとしたという。大正6年には、本殿を再建したことが棟札から知られる。

ご祭神

素盞鳴尊

アクセス

草加市柿木町1630YAHOO地図より