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HAYAKAWA SUPER HETERODYNE RECEIVER

 HAYAKAWA SUPER HETERODYNE RECEIVERをジャンクで購入した。GENERALラヂオ修理が思うように進まないので、別の真空管ラジオで比較してみるためを購入した。古いコンセントなので電源を入れるのは怖かったので、シャーシを外して裏側のコンデンサ等が破裂していたり、ショートしていないか確認してからコンセントをさして電源を入れた。スピーカーから音は出なかった。再度配線を見てみると、真空管の6Z-P1と6C6のさしてある場所が間違っていると思われた。場所を入れ替えて、再度電源を入れたところ、受信はするがボリュームを回してもかすかに聞こえるぐらいなので、試しにコンデンサを交換することにする。

なお、修理・調整および改造は自己責任の上で行ってください。

購入時の状態

写真のように、コンセントとケーブルが古くそのまま電源を入れるのは怖くなる。また、シャーシについている2つの金具が"PU"とアースで正面のつまみが3つついているので真ん中が切り替えスイッチと思い購入したが、金具はアンテナ接続用でつまみには"REACTION"と書いてあった。純粋にラジオ専用機だった。

修理

バリコンが曲がっていないかを見る、問題なし。コンデンサを交換した。受信できるか電源を入れて"TUNING"を回してみたがキューという音が出るだけで受信できていないよう。ためしに"REACTION"を回していくとキュー音が小さくなっていくが、ラジオの音は出てこない。また、原因がわからない恐ろしいスパイラルに陥ってしまうのか。シャーシ後ろにある金具に"A"と"E"とあるので試しにAMループアンテナを接続して"TUNING"を回してみると受信できた。しかも、音も鮮明で古いラヂオとは思えない。ただ、もしかすると最初からアンテナをつなげれば音が出たのかもしれないと思った。コンデンサ交換は不要だったかも。

ケースを修復

スピーカー布のところが汚れていたので、洗ってみたが(今回は木に張り付けたまま)きれいにならないので張り替えた。ダイアル部分のプラスチックもヘッドライトを磨く研磨剤(ヘッドライトクリア)で磨いてみた。

ねじ類も黒ずんでいたので、トイレ洗浄用のナイスを使って拭いてみた。

補足

このラヂオは早川電機工業株式会社製です。今のシャープです。銘板が剥がれていて型番がわからないので分かるところだけで製品名としています。真ん中の図を基に回路図を作成してみました。合っているかはわかりませんが図をクリックするとPDFが開きます。
回路図は水魚堂さんのBSch3Vを使用しています。