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コロンビア LG-311

 ジャンクで購入した。ターンテーブルが回らない。

なお、改造・調整は自己責任の上で行ってください。

ターンテーブルをあけてみると


ターンテーブルを外すと青丸のプーリーが外れてなくなっていた、スイッチを入れるとモーターは回ってくれたので、横に別のプーリーがあったのでそれを使うことにして再度スイッチを入れたが回らない。よくよく見てみるとアイドラーが2段になっている、試しに上下を変えてみると動き出した。モーターの電源は60Hzから50Hzに変更できるようになっていたので50Hzに変更した。(もともと60Hz使用)別のプーリーは50Hz仕様だったのでこのまま使用可能と思いレコードをかけると音が出ない。

音が出ない


ピックアップを見ると結線部分が経年劣化で朽ち果てて外れていた。念のためケーブルも新しくし、ホームセンターで見つけた銅線用裸圧着スリープをつけてピックアップと脱着可能にしてみた。レーコードをかけると音は出たが音量が小さいのでアンプ部分に問題があると思いアンプ部分を点検する。

音が小さい(1)


アンプ部分は真空管3本使用し、トランスもついている。音が小さい要因の一つとしてコンデンサの劣化があるので、赤丸のコンデンサを交換してみた。コンデンサはオイルコンデンサを使用。再度レコードをかけてみたが、現象は変わらず、音が小さい。この時、なくなっていた60Hz用プーリーが落ちていた、またアイドラーを固定すると思われるクリップも落ちていた。

音が小さい(2)


ピックアップを触っていると針がグラグラと左右上下に簡単に動く、最初の状態は、真ん中だったが指で上下に動く、試しに動かしてレコードをかけると音量が変わる。普通に聞こえるのは下に押し込んだ状態だが、指で押し込んでもレコードをかけるとかけると手前に動いてくるので、薄いゴム板を加工して隙間に入れ、再度レコードをかけると音が出るようになった。

回路図作成


底に記載されていた回路図を書いてみました。回路図は水魚堂さんのBSch2Vを使用しています。右の画像をクリックするとPDFが表示されます。