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SONY MDS-S37

 SONY MDS-S37をジャンクで購入。MDデッキを持っていなかったのと安かったのが購入理由。家に持って帰りテストをしてみるとMDは認識するが、再生がうまくできない。2分ぐらいで勝手に終わってしまう。仕方がないので、また分解してみる。

なお、改造・調整は自己責任の上で行ってください。

ふたを開ける

ふたを開けると中がすかすか。これから原因を探すのはむずかしいか。とりあえず、ピックアップのレンズを掃除してみたが、現象は変わらず。フロントパネルの反応もおかしいので、はずして清掃をしてみるが変化なし。

ピックアップのユニットをはずして、たぶん光の調整用と思われるボリュームをいじってみたが、逆に悪くなってしまい元に戻す。しかし、原因が何かがわからない。

トランスの近くにある電解コンデンサが傾いている。もともと取り付けたときから傾いていると思っていたので気にしなかったが、ためしに触ってみると傾いているのが直立になる。傾いていたほうに動かすと、なんと足が外れている。原因がこれかどうかはわからないが、交換をしてみる。

翌週、電解コンデンサを購入し、交換した。ついでに、横並びにあった2個の電解コンデンサも交換。
電源を入れて、MDを入れてみる。TOCの読み込みはOK、再生を押すと動き出し、音が出た。数分後、まだ音は出ている。MDの最後まで問題なく再生できた。また、スイッチの反応もすごくよくなった。あの電解コンデンサが原因だったのか。

録音ができない

再生がうまくいったので、録音を試みる。ONKYO C-705XからデジタルでCDから録音。順調に動いている、録音が終わり再生をすると音が出ない。「これは録音されていない?」再度試みる、一度EJECTしたMDを入れるとBLANK DISKとでる。何度試みても同じ。
そういえば、最初にピックアップのボリュームをいじったことを思い出し、左右に少しずつまわしてみる。結構根気がいる作業だが、録音できるようになった。最初にいじらなければよかったか。CD1枚分問題なく録音できた。

赤丸のすごく小さいボリュームをまわす。小さいので強く回すと壊れてしまう可能性あり。
費用:電解コンデンサー3個で70円