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PIONEER CT-4040A

 昔から聞いていたカセットをGTC-20やおとぎ箱で聴いていたがものたりない。(あたりまえだが)ヤフオクでカセットデッキを見ていたら、これが目に入り思わず入札。数日後、自宅に届いて確認をすると、再生すると3秒ぐらいで止まる、左側から音が出ない、の症状。がんばって修理することにした。

なお、改造・調整は自己責任の上で行ってください。

まずは清掃。

まずは、清掃をする。写真のように結構汚れている。なかもカバーをはずして点検。裸の状態でカセットを再生してみるとカウンターにつながるゴムベルトたるんできちんと回っていない。止まるのはこれが原因と思われるので、ためしに輪ゴムと交換して再度再生をすると止まらない。止まる原因は伸びきったゴムベルト交換をする。ついでにほかのベルト類も交換するつもり。

左側の音が出ない。

テープを再生しても、左側から音が出ない。メーターも動いていない。とりあえず基板を観察。

赤で囲ってある部分が左側を制御している部分と思われた。一部ハンダ付けがあまい感じがしたので、ハンダを付け直してみる。

赤で囲った部分を再ハンダした。左はスイッチ?、右はトランジスタの部分。

テストのためテープを再生すると、左側から音が出るようになった。ハンダ付けが功を奏したが、ほんとの原因はわからず。

ベルトの交換

音が出るようになったので、ベルトを交換する。ベルトは3種類、すべてはずして購入先に持っていく。現物と比べながら購入したほうが間違いがない。購入先は、秋葉原の千石電商さん。

購入してきたベルト。太さが数種類あったので現物を持っていってよかった。

ベルトを交換し、テープを再生すると見事に止まらなくなった。これで、止まらないし音も出るし。よく見ると写真下の黒丸が回っている。センサー見たいのが付いていると思ったがはずしてみたら電球だった。しかも切れている。この電球はいまどき手に入らない。ためしに白色LEDを使ってみる。電圧は25Vきている、LEDは3Vなので抵抗をかます。
抵抗値の計算方法:抵抗値=(入力電圧-LED電圧)÷LEDの電流
これに当てはめて、(25-3)÷0.025=880 よって抵抗値は880Ω、一応1kΩの抵抗を使用した。

交換した電球と白色LED。実際に点灯しているところ。

聴いてみる

テープを再生してみると、なかなかいい音が出ている。だがなんとなくほんの少しテープの走行速度が速いような気がする。しかしそれを調整する方法がわからないのでとりあえず終了。