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PIONEER E-5000

 パイオニアE-5000を手に入れた。素性がよくわからない。ネットで調べると販売当時は、プレーヤー、チューナー、スピーカーとセット品で販売されていたみたいだ。どうりで、スピーカー接続端子がおかしな形をしているわけだ。1971年にグッドデザイン賞を受賞している。ただ、仕様がわからない。右側から音が出ない。左側は正常。

なお、改造・調整は自己責任の上で行ってください。

中を確認

ふたを開けて、中を確認。まあまあの汚れ。もし、1971年製で今まで開けていなかったとすればきれいなほうだと思う。タバコのやにもついていないので清掃は助かる。音の出ないのは、真ん中にあるヒューズが切れていた為だろう。ヒューズを入れ替えてみて電源オン、入れた瞬間にヒューズが切れた。たぶん、トランジスタがショートしてるのであろうと推察した。

トランジスタにマイかを追加

tトランジスタをはずし、新たにマイかを追加した。そして、ヒューズをつけて電源オン。瞬時にヒューズが飛んだ。トランジスタが原因ではないみたい。

いろいろ調べてみると

いろいろ調べて行くと半固定抵抗がおかしいことがわかった。写真のように、端子間では通電しない。たぶんこれが原因であろうと思われる。新しいのに交換しようかと悩んだが、今は前と違いなるべく交換しないで直すことにしている。

無理やり直してみた。これを取り付けて電源オン。なんとヒューズが切れない。音だしをすると、右側から音は出るが、ものすごい雑音。スピーカーが壊れそうなのですぐに止める。今度は、雑音の原因を見つけなくては。

トランジスタを左右入れ替えてみる

いつものように、左右のトランジスタを入れ替えてみる。足も黒かったので磨いて取り付ける。最初はアンプ部分を入れ替えてみたが、移動しない。次に、プリ部のトランジスタ(赤丸)を入れ替えてみると左からものすごい雑音に移動したのでこのトランジスタ(2SC870)が原因か。ネットで調べると、なんと販売していない。互換表で調べると2SC1815が使用可能となっている。たまたま予備があったので、これと交換する。雑音は消えた。

視聴

40年たったとは思えない音が出ております。

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