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NIKKO A-300

 ヤフオクをあきもせず眺めていたら、また前かほしかったNIKKOのA-300が出品されていた。思わず入札そして落札。数日後送られてきて早速点検。商品説明にあったとおり、電源投入後左側のスピーカーからバリバリガサガサ、少しすると音が消える、視聴をしていると再びバリバリガサガサと音がしてくる。たぶんトランジスタが壊れていると思われるので修理をする。

なお、改造・調整は自己責任の上で行ってください。

トランジスタを点検

アンプ部の写真、よく見ると基板を上下がほぼ対称になっている。上がRIGHTのライン、下がLEFTのラインなので、今までの様にがむしゃら交換するのではなく右側のトランジスタから上下を交換してみる。もし駄目なトランジスタにあたればバリバリガサガサは右側から聞こえてくるはず。

トランジスタを入れ替えてみる

赤丸をしてあるのトランジスタ。写真は、左右対称になっている。もし、販売していないトランジスタが壊れていたらその場で終了。
使用されてるトランジスタ
2SC1335 販売している。
2SC945 販売している。
2SC815 不明。
2SC853(放熱板つき) 不明、代替品として2SC1627が使えるらしい。
2SA545(放熱板つき) 販売している。

トランジスタの足が黒いのは削ってきれいにしてつける

写真のように黒ずんでいる足は削ってきれいにして再度ハンダ付けを行う。これで直る可能性もある。
ひとつずつ入れ替えるのは大変、なかなか元凶にたどり着かない。
最後の1つ、2SA545を入れ替えた写真の羽が付いている外側ではなく内側のトランジスタ。バリバリガサガサが右側のスピーカーから聞こえてきた。最後に元凶を発見するとは。

2SA545は若松通商で販売していたので、2個購入。左右とも交換した。販売しているトランジスタでよかった。写真は交換した2SA545トランジスタ
1個84円

音だしをする。

電源を投入するとバリバリガリガリ音がしなくなった、視聴していても途中でバリバリガサガサもしない。音は低音重視なのか結構ベースの音がはっきり聞こえる、個人的にはこの方がいい。コンデンサの交換も考えたが、交換によって音が変わってしまうのもいやなのでこのままにする。