外観(カバーを開けた状態)
埃だらけなので、清掃をした。
音だしをする
中がきれいになったので音だしをする。なるほど右側の音が出たり出なかったりする。スイッチ類をいじっていたら、[TAPE MONITOR]という[TAPE PLAY]と[SOURCE]に切り替えるスイッチが接触不良をおこしているみたいなので分解清掃を試みる。
スイッチを組み上げて、AUXで音出しをすると右側からしっかりと音が出た。これで問題は無し。
ネジを交換
バックパネルとトランジスタをとめているネジが錆び錆びだったので交換した。ただ、1967年製のため、今一般で販売しているネジが使えないので注意。
ホームセンターで3mmと4mmのネジを購入し、いざ交換をしようとしたらうまく入っていかない、途中で止まってしまう。とりあえずナット止めのネジだけ交換。実はホームセンタで3mmと4mmネジで旧JIS規格のネジが売っていたのが気になった。ものはためしに旧JIS規格のネジを買いに行く。これで合わなかったらどうしようと思いながら入れてみると最後まで回った。
音だし
AUXからZAURUSより音だしをした。なんとすごくきれいな音が出るではないか、とくに音のめりはりすばらしい。販売から46年たっているとは思えない。
毎回電解コンデンサーを交換しているが今回はやめることにした。
レコードも確認した。問題は無かった。
スピーカー端子とRCAジャックを交換
スピーカを接続する端子とを交換してみる。たぶん音に変化はないと思うが太目のスピーカーケーブルをつなげるのにいま形だと面倒なため。
左の写真が交換前、右は新しい端子を取り付けた。
PHONO・AUXのRCAジャックも交換した。左の写真が交換前、右は新しい端子を取り付けた。
突然、右側から雑音が
急に、右側から雑音が聴こえるようになって来た。日がたつにつれて大きくなってきたので修理をすることにした。たぶん、トランジスタが原因と思われるので試しにパワーアンプ部のトランジスタを交換する。ついでに電解コンデンサーも交換した。
最初は赤丸印のトランジスタ(2SD91)を若松通商より購入し交換した。
が、直らなかった。
次にやはりパワー部のトランジスタを交換してみる。赤丸印のトランジスタ(2SB89)と(2SC281)を若松通商より購入し交換した。
が、しかし直らなかった。
次はコントロール部を見てみる。今回はむやみに購入せずに左右を入れ替えて見る。
赤丸印のトランジスタ(2SC458)。入れ替えてみると雑音が左へ移った。なるほどこのトランジスタだったのか。最初からいろいろ入れ替えてみればよかった。
しかし、このトランジスタ製造中止で販売していない。
互換表を見ると東芝の2SC1815が使える。
2SC1815を千石電商で購入。早速交換すると雑音は消えたが、以前より多少出ていたノイズが左右とも大きいような気がする。ネットでググルと、1815にはY、GR、BLと種類がある。今回購入したのはGR。再度ググルと同じhFE値がいいと書いてあった。今回購入したGRを計測するとhFE値は300をこえる。2SC458のデータシートを見ると100~200とある。これに近いのは、1815Yなので再度千石電商へ買いに行く。取り替えてみるとノイズが小さくなった。
電解コンデンサを東信工業製に交換してみました。
今回は結構費用がかさんだ。
東信工業 電解コンデンサ:950円 千石電商
2SC281x2:272円
2SB89x2:524円
2SD91x4:1,048円
2SC1815GRx2:60円
2SC1815Yx2:60円