外観(カバーを開けた状態)
上から・底、底の部分にパワートランジスタらしき物が4個あり。見ずらいが、右下の電解コンデンサに白い粉が大量に付着している。ヒューズ切れはこれが原因か。
電解コンデンサーを交換。
手元にあった、古い電解コンデンサーと交換をしてみる。
再度スイッチオン、ヒューズは飛ばなくなった。AUXで音出しをするとボリュームとBASSのガリがものすごい。右側からの音が小さい、左側の雑音が物凄い。
ボリュームを分解清掃。
左が清掃前、右が清掃後。ガリはなくなった。BASSも同様に清掃した。BASS分解時にコンデンサーの足が取れてしまったので、交換した。
セレクター部分も清掃。線が2本切れかかっていたので、はんだ付けをする。すると右側の音が左側と同じになった。
電解コンデンサーを全交換。
電解コンデンサーを全て交換した。もともと使用されていたコンデンサーはすべてELNA製。
問題のあった電源部分の電解コンデンサーを新品に交換。大きさがあわないので、ホットグルースティックで両わきを止める。
左の写真の電解コンデンサを、KZに交換。1000uFのオーディオ用自立コンデンサがないため右写真のように、これもホットグルースティックを使って金具にとめる。
残りは、ニチコンのFGに交換した。が左側の雑音はかわらない。
交換した電解コンデンサ。
雑音の原因は。
雑音の原因は、たぶん左の写真にあるトランジスタと思われるが、真鍮か銅の鎧をかぶっているため、種類がわからない。もし、わかったとしても古いので代替品は無いかも。
トランジスタを交換。2SB56
トランジスタを囲っている鎧が簡単に外れた。トランジスタの種類は、「2SB56」ヤフオクで販売していたので購入。到着後、早速交換したが、結果は同じだった。当てが外れた。
購入した、ゲルマニウムトランジスタ2SB56。
トランジスタを交換。2SB54
2SB56が外れたので、たぶん「2SB54」が怪しいと思い交換する。「2SB54 」は販売していないが、若松通商で代替品「M9020」が販売されている。これを購入し、交換した。視聴をすると見事雑音が消えた。
赤丸のトランジスタを交換。
左がこわれていたトランジスタ「2SB54」。
右が交換したトランジスタ「M9020」。
左がこわれていたトランジスタ「2SB54」をテスタで計測。ぐんぐん数値が上がっている。
右が交換したトランジスタ「M9020」をテスタで計測。数値は076で止まっている。
費用
- 電源ケーブル:150円
- 電解コンデンサ(ニチコンFG):520円
- 電解コンデンサ(ニチコンKZ):500円
- 電解コンデンサ(電源用):80円
- フイルムコンデンサー:60円
- 2SB56ゲルマニウムトランジスタ:600円(追加)
- M9020ゲルマニウムトランジスタ:105円
視聴
なし。