外観(カバーを開けた状態)
右下の電解コンデンサ(赤丸)に白い粉が大量に付着している。ヒューズ切れはこれが原因かもしれない。
ヒューズが切れる
試しに白い粉を削ってきれいにして電源を入れてみたが結果は同じ。
次に手元にあった同容量の古い電解コンデンサーと交換をしてみた。
再度スイッチオン、ヒューズは飛ばなくなった。
音出し
電源が入るようになったので、AUXにCDプレーヤーを接続して音出しをしたが以下の結果となった。
- ・ボリュームとBASSのガリがものすごい。
- ・右側からの音が小さい。
- ・左側の雑音が物凄い。
- ひとつずつ修理をしていくことにした。
- 電源ケーブル:150円
- 電解コンデンサ(ニチコンFG):520円
- 電解コンデンサ(ニチコンKZ):500円
- 電解コンデンサ(電源用):80円
- フイルムコンデンサー:60円
- 2SB56ゲルマニウムトランジスタ:600円(追加)
- M9020ゲルマニウムトランジスタ:105円
ボリュームとBASSのガリがすごい(ボリュームを分解清掃)
左が清掃前、右が清掃後。ガリはなくなった。BASSも同様に清掃した。
BASS分解時にコンデンサーの足が取れてしまったので、交換した。
一緒にセレクター部分も清掃。線が2本切れかかっていたので、はんだ付けをすると右側の音が左側と同じになった。(写真を取るのを忘れた。)
これで、ガリと右側の音が小さいは直った。
電解コンデンサーを全交換
電源部の電解コンデンサーは手元にあった古い物なので新品に交換する。ついでに他の電解コンデンサーも全て交換すことにした。
問題のあった電源部分の電解コンデンサーを新品に交換。大きさがあわないので、ホットグルースティックで両わきを止める。
左の写真の電解コンデンサをKZに交換。1000uFのオーディオ用自立コンデンサがないため右写真のように、これもホットグルースティックを使って金具にとめる。
残りは、ニチコンのFGに交換した。
交換した電解コンデンサ。(ELNA製)
雑音の原因は
雑音の原因は、たぶん上の写真にあるトランジスタと思われる。トランジスタを囲っている鎧を外す。トランジスタの種類は、「2SB56」ヤフオクで販売していたので購入。到着後、早速交換したが、結果は同じだった。当てが外れた。
2SB56が外れたので、たぶん「2SB54」(赤丸)が怪しいと思い交換する。「2SB54 」はすでに販売していないが、若松通商で代替品「M9020」が販売されていた。これを購入し、交換。音出しをすると雑音が消えた。
雑音の原因のこわれていたトランジスタ「2SB54」。
これで修理は完了。