スポンサード リンク

NIKKO TRM40

 ヤフオクをまたまた眺めていたら、このアンプが出展されていた。見た目が気に入ったので、入札。何事もなく落札(最低価格)できた。
数日後、宅配便で送られてきた。早速電源を入れてみるが入らない。カバーを開けてみるとヒューズが2本とも切れている。ヒューズを入れ替えてスイッチオン、ヒューズは切れた。ネットで探してみるが、NIKKO TRM40の詳細は出てこない。とりあえず音が出るようにしてみる。

なお、改造・調整は自己責任の上で行ってください。

外観(カバーを開けた状態)

上から・底、底の部分にパワートランジスタらしき物が4個あり。見ずらいが、右下の電解コンデンサに白い粉が大量に付着している。ヒューズ切れはこれが原因か。

電解コンデンサーを交換。

手元にあった、古い電解コンデンサーと交換をしてみる。
再度スイッチオン、ヒューズは飛ばなくなった。AUXで音出しをするとボリュームとBASSのガリがものすごい。右側からの音が小さい、左側の雑音が物凄い。

ボリュームを分解清掃。

左が清掃前、右が清掃後。ガリはなくなった。BASSも同様に清掃した。BASS分解時にコンデンサーの足が取れてしまったので、交換した。

セレクター部分も清掃。線が2本切れかかっていたので、はんだ付けをする。すると右側の音が左側と同じになった。

電解コンデンサーを全交換。

電解コンデンサーを全て交換した。もともと使用されていたコンデンサーはすべてELNA製。

問題のあった電源部分の電解コンデンサーを新品に交換。大きさがあわないので、ホットグルースティックで両わきを止める。

左の写真の電解コンデンサを、KZに交換。1000uFのオーディオ用自立コンデンサがないため右写真のように、これもホットグルースティックを使って金具にとめる。

残りは、ニチコンのFGに交換した。が左側の雑音はかわらない。

交換した電解コンデンサ。

雑音の原因は。

雑音の原因は、たぶん左の写真にあるトランジスタと思われるが、真鍮か銅の鎧をかぶっているため、種類がわからない。もし、わかったとしても古いので代替品は無いかも。

トランジスタを交換。2SB56

トランジスタを囲っている鎧が簡単に外れた。トランジスタの種類は、「2SB56」ヤフオクで販売していたので購入。到着後、早速交換したが、結果は同じだった。当てが外れた。

購入した、ゲルマニウムトランジスタ2SB56。

トランジスタを交換。2SB54

2SB56が外れたので、たぶん「2SB54」が怪しいと思い交換する。「2SB54 」は販売していないが、若松通商で代替品「M9020」が販売されている。これを購入し、交換した。視聴をすると見事雑音が消えた。

赤丸のトランジスタを交換。

左がこわれていたトランジスタ「2SB54」。
右が交換したトランジスタ「M9020」。

左がこわれていたトランジスタ「2SB54」をテスタで計測。ぐんぐん数値が上がっている。
右が交換したトランジスタ「M9020」をテスタで計測。数値は076で止まっている。

費用

合計:2,015円

視聴

なし。