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PIONEER SA-620

 PHONOアンプを作るか悩んでいたが、近くのリサイクルショップでこのアンプを発見。見た目が気に入ったので即購入してしまった。ジャンク理由は、右側音でない。この機種をネットで調べると、約40年前(1972年頃)に販売されたものだった。とりあえず、電源を入れてみる。直ればPL-255でレコードが聴ける。

なお、改造・調整は自己責任の上で行ってください。

音出し


ザウルスを接続して音だしをすると、確かに右側から音が出ない。ケースカバーを外して中を見てみるがこわれているところはなさそう。これは直らないかもと半分あきらめていると、裏側に電源用ヒューズ以外にヒューズケース(左の赤丸)がある。ケースを開けてみると、ヒューズ2本のうち1本(赤丸)がとんでいた。同じヒューズがないので近くのホームセンターまで買いに行き交換する。電源を再度入れて音だしをすると右からも音が出た。なんとラッキー。これでとりあえずレコードが聴ける。

清掃


内部(ケースの底)が黄ばんでいてべとべとするので清掃をする。

電解コンデンサーを全部

40年前に販売されたもので、よくネットで電解コンデンサーの寿命は10年とか書かれているので、思い切って全部交換することにした。


アンプ部を交換。ニチコンのファインゴールド


コントロール部を交換。ここも、ニチコンFG。


PHONO部を交換。ここも、ニチコンFG。何でもかんでもニチコンFGでいいのかは不明。

パワーランプを交換


コンデンサーを交換後電源を入れたら、パワーランプがつかない。外してみると切れている、このタイプを探すのは苦労しそうなので、手持ちにあった赤色LEDを試しにつけてみた。ホームセンターで、抵抗もセットで販売しているもので、今までは抵抗値を変えて使用していたが、今回はそのまま使ってみた。電源を入れても問題なく光っているのでこのまま使ってみる。本当は、見た目的には白色がいいと思うがまだまだ高いので安くなってから取り替える。

費用

これで、当分使用できるだろう。今回トランジスタは交換していない、理由としてよくネットでトランジスタの足が黒くなったら交換したほうがよいと書かれているので、トランジスタの足が黒くなっていないため交換を見送った。ただ、同じトランジスタは、販売されていないみたい。

音出し

40年前のものとは思えない音が出る。コンデンサーを交換したからではないと思う。PL-255でレコードを聴いてみると、昔よく聞いた音がよみがえってきた。当分楽しめそう。

スピーカー端子を交換

スピーカーケーブルをつける時、結構大変なので家にあったスピーカー端子と交換することにした。


写真は、最初の状態。昔のアンプは、高級アンプ以外は、この端子だったような覚えがあるが、記憶違いだろうか。


スピーカー端子がついていた部品、流用するので端子を取り外す。左写真、裏から同じぐらいのドリルで削ると簡単にとれた。


左の写真が、解体した端子。右の写真が、これから取り付ける予定の端子。端子がついていた部品はそのまま流用する。


完成。内部配線もスピーカー用ケーブルと交換をした。

突然左の音が小さくなった

音楽を聴いていたら突然左の音が小さくなった。そのうち直ると思っていたが直らないので、修理することにした。


TW-31の修理を元に、前段のトランジスタ(左写真、赤丸で囲った2個)を左右入れ替えてみる。これが悪ければ今度は右の音が小さくなるはず。入れ替えて、いざ音出してみると左右から普通に音が出た。このトランジスタが悪かったのだろか。とりあえず様子を見ることにした。